我慢を重ねた末に爆発してしまうあなたへ
我慢を重ねる、ということはどういうことでしょうか?
あなたは
・誰かの期待に応えて行動している(言われたことをする、望まれていると感じることをする、ご機嫌をとる、など)
・ムカついたり、辛かったりしても言いたいことを言わずに黙っている
・みんなの平和のために行動している(黙っている、気遣いをしている)
などのことをずっと行っているのではないでしょうか?
まずエンパスは人の気持ちを察するのが得意です。そしてHSP(繊細な人)も周囲の空気感を敏感にキャッチしますので、上記の行動は取りがちです。
そして、
『我慢を重ねた末に爆発してしまう』あなたは、『爆発してしまった自分自身』を責めていることでしょう。
爆発してしまったことで、毎回何らかの人間関係にヒビが入ったり、ギクシャクしたり、更に爆発したことを誰かに責められたりしてあなたは深く傷ついているかもしれません。又場合によっては人間関係が壊れてしまうという経験もしているでしょう。
しかし、
『あなたが爆発する』ということは、「もう嫌だ!」という『あなた自身を大事にしたい存在がちゃんとあなたの中にある』ということなのです。爆発というやんちゃな方法はとるけれども。
もしあなたが爆発せずに我慢し続けてしまうと、身体が蝕まれて病気になるか、ウツになってしまうでしょう。
爆発する、ということは、あなたは『もう、我慢したくない』ということです。
そのことをぜひ、覚えておいてください。

あなたがカウンセリングに来られたら、
まずは、①『我慢するのはなぜか?』というところからあなたの心を一緒に見ていきます。
「ふつうはこういう状況だったら我慢するでしょ」と言いたくなることもあるかもしれません。
確かに多くの人が同じような選択をする可能性のある状況や場面というのはあります。しかし、それでも『その人独自の考え方やパターン、傾向、思い込み』が一人一人の行動の中に潜んでいます。
その状況の中での、あなたの行動やその時の思いなど一つ一つ丁寧に確認してゆきます。例えば、話しているうちに、年上の女性から言われた言葉にはなぜか無条件に従ってしまうということが分かってきたりします。(あなたは母親もしくは姉との関係性のパターンを他者とも繰り返してるのかもしれません) そんな新しい発見に驚くこともあるでしょう。
又、あなたの心の奥深いところで、『私は犠牲者だ』とか『私は無価値だ』という思いがあるかもしれません。上記の例のように、関係性の中での行動パターンのくせがあることもあります。それらを丁寧に扱っていきます。

さて、もう一つ確認したいことは②『あなたは本当はどうしたいか?』ということです。
あなたが我慢のパターンを長年繰り返している場合は、多くの人間関係の中で、『本当はどうありたいか』ということが全く見当がつかない状態である可能性も非常に高くなります。そんなときは、カウンセラーは丁寧に、あなたがあなた自身の気持ちに気づけるよう、サポートいたします。
もうつらいので、我慢をしてしまう相手と距離を置くということも大事な一つの選択肢です。
そして、A Path in the Woods のカウンセリングルームでは、
②本当はこうしたい、という思いを見つけて、ストレスを溜める前にそんな行動ができるように取り組む
ということも大事にしています。
あなたは、「そんなこと、できない、面倒!」と思ったかもしれません。ただでさえ人のエネルギーや感情を察知したり、強く共感したりするエンパスやHSPにとってはハードルが高いと感じるのは当然です。
確かに今までのパターンを変えていくのは大変です。
でも大丈夫です!あなたの中の『爆発する存在』は意思表示をすることを応援しているのですから!
セッションでは、関係性のロールプレイング、フォーカシング、パペット(ぬいぐるみ)を使ったワークなどがとても有効です。時には過去の辛い経験に繋がり、トラウマのワークになる可能性もありますが、あなたの意思を尊重しながらそれらも丁寧に扱わせて頂きます。
人との関係でストレスなく過ごせている自分を想像してみてください。