人の期待に応えて生きるのはもうしんどいあなたへ
よくぞその思いに達してくださいました。
「人の期待に応えること」そして「その期待に応え続けること」はとてもしんどいことです。
ではなぜ私たちは人の期待に応えてしまうのでしょうか?
人は大なり小なり他人を喜ばせるのが好きです。
両親や、自分に近い存在のパートナー、友人が自分の行動や在り方によって喜んでくれるのはこちらの大きな喜びとなります。
そして相手に共感しやすいエンパスや環境に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)にとっては、周囲の人がHappyでいることはとても重要です。エンパスやHSPは相手がどんな気持ちでいるのかをすぐに察知するため、人のために~~してあげることが頻繁に起こります。
そんなことが続いてしまうと、残念ながら相手に「私(たち)の期待通りやってくれるよね」/ 「次も応えてくれるわよね」という更なる期待が生まれ、あなたはその暗黙のプレッシャーをしっかり感じて、更にあらがえない状態に陥っていたことも考えられます。
幼少期からの家族関係で起こっている場合は、「期待に応えるのが当たり前」というとても強固なパターンとなっているでしょう。表面的には、親・兄弟などから「あなたは(私の期待通りの)こういう人でしょ」という決めつけをされているかもしれません。
しかし必ず『私自身の望み』というものが存在します。
周囲の人へエネルギーを注ぎがちなエンパス・HSPはその『望み』すらも長い間気づいていなかったかもしれません。
きっかけとしては、良かれと思ってやり続けていたことをけなされたり、評価してもらえなかったり、相手の期待(要求)がどんどんエスカレートしてくることで、怒りと共に今まで犠牲にしてきた自分の思いや意志、望みに気づくことになります。
(身体がうつ状態になったり、どんどん元気をなくしていき、身体的に期待に応えれなくなるということもありますし、相手のことを突然大嫌いになってしまうことも多々あります)
もしくは、ふと客観的に自分の人生を見た時に、(他人の期待に応えすぎて生きてきたために)自分の望みや意志が全くなかったことや、自分の望みや意志が分からないことに初めて気づく場合もあります。
もう一度繰り返します。
よくぞ、その思い「人の期待に応えて生きるのはもうしんどい」に達してくださいました。
期待に応えなくて、良いんです!
〇他人の期待に応えるのではなく、まずは自分の期待(や思い)に応えて行けるよう、取り組んでいきましょう。(はい、これが難しいと感じられてるんですよね、私もエンパスですからすごく分かります!)
〇済んでしまったことであっても、振り返って「自分の望みは何なのか」を一瞬一瞬、丁寧に気づいていく、ということがすごく大事な人もいるでしょう。
今までのあなたの行動のくせや、思いグセ、それらに気づいてゆくことにもなるでしょう。
そんな①あなたのためのワークや取り組み と、②関係性のテーマ「相手との境界線作り」に取り組むこと の両方を行うことが重要です。両方取り組むことで、自分もよし・環境もよしにすることが出来るのです。
又、期待に応えるか応えないか、という問題には実はあなただけでなく、相手の自立のテーマも潜んでいます。
あなたを思い通りに動かそうとする親や、兄弟、パートナー、友人、上司などの少しゆがんだ自己愛にあなたが巻き込まれている可能性はとても高いでしょう。
A Path in the Woods (ア・パスインザウッズ)は自分を大事にするためのカウンセリングルームです。
まずは、あなたが(罪悪感から解放されて)楽に、自分らしく、残りの人生を生きることがとても大事ですね。そしてそれは可能なんですよ。