みなさん、こんにちは。森本道子です。
先週の土曜日にJMET・フォーカシングセミナーを行いました。(満員御礼♪)
私も時々緊張してフォーカシングしていました。個人的にも大好きなセラピーなのですが、ペアワークやデモで、足のしびれがなくなったり、あるテーマへのもやもや、悲しみがなくなって行ったりと素敵な癒しが起こりましたね。
コツはリラックス!又、続けると自己肯定感が上がりますよ!忙しかった日の夜なんかにフォーカシングしてみてください。
又男性の参加者さんも回を追うごとに増えていて良い感じです。
後半に行くにつれて参加者さんからも活発なご質問が出て、講師の私もとても勉強になりました。そのテーマで30分くらい話したいなぁと思った面白いご質問もありました。
そして、タイトルの「泣いているクライアントさんに触れてあげたくなったときどうすれば?」というようなご質問がありました。
私個人として少し補足したくなりましたので、ここで少し書いてみますね。
「触れる」という行為はデリケートに扱うべきものです。
理由の一つには、
クライアントさんが過去に触れられるということで不快な体験をしている場合がありうるからです。トラウマ化してるものもある可能性があります。
そのために、
こちらの提案に対してのクライアントさんのフィードバックを慎重に見ておくというのはとても大事なのですが、
更に、
クライアントさんに(過去の出来事を抑圧していたり、その時の感情を抑圧していたりなどetc)断る力がない場合があり、その場合は気軽にOKされてしまうわけです。
そうなると
せっかくのセラピストの(気持ちを楽にしてあげたいなどといった)意図に反して
クライアントさんは自分自身のことを大事にできないという構造や、
あるいはセラピストに任せ切ってしまうという悪循環が生まれてしまう可能性というのが大いにあるので、
なるべく触れないというのがやはりベストかと思います。
しかし、手を握ってもらって落ち着くこと、背中を支えてもらって心が温かくなること、ってありますからね。人としてはそんなことをやってあげたい気持ちになるのはとても分かります!
私もそうでしたから。
(ですが、私が以前スーパーバイザーに相談した時、「~~をやってあげたいと思う時は、自分自身の助けてほしいを抑圧してないか、自分が誰かに助けてもらうことがちゃんと足りてるかチェックするように」と指摘されました。そしてそれは実は当たっていました。
セッションではEFTやMRといった、セラピストがクライアントに触れる可能性のあるセラピーテクニックを使うことがありますが、
現在の私は、初回セッションに来られたクライアントさんには基本的に触れません。)
それでもなにかしてあげたいなぁと思ってしまう場合、
参考のワークとしては、
・○○してあげないと可哀想
・○○するべき
という文章を作って、それを思いながらフォーカシングをすると良いです♪
そして出てくる感覚に寄り添い続け、もしその思いにまつわる辛い記憶が出てきたら、それに大変だったね、と更にねぎらって寄り添ってあげると良いです。(そこからのEFTやMRももちろん有効)
セラピストークライアント関係は友人関係とは異なりますので、セラピストが気を付けることは意外と多いですね。
このあたりに興味のある方、これからセラピストとして活動したい方は是非「カウンセリング主訴とカスタマーサービス」のセミナーをお受けください。詳しくお話いたします。
参加者のみなさん、ありがとうございました又是非どこかでお会いしましょう!
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では、急に寒くなりましたので、身体に気を付けつつ、秋を楽しんでください♪
「カウンセリング主訴とカスタマーサービス」のセミナーは大阪11月26日・東京12月3日開催です。カウンセリングする上で押さえておきたい進め方の重要なノウハウや特定のセラピーテクニックを使う場合の注意点などを学びます!
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