ある私たちの物語(私らしい人生を阻むものとのお付き合い方法)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

あるところにわたしと何人かの人々が住んでいました。

わたしと他の人たちは、なんだか似てるようで似ていない、家族?よりも近い感じでずっと一緒にいるのでした。

季節がめぐり、一年二年と月日が経つ中で、楽しいことも辛いこともありました。

一人ものすごく利発で周りを用心深く観察している人がいました。すごく思慮深く色々と考えていたようで、その人がみるみるうちに、すばしっこく、カッコよくなっていくのが見ていて良く分かりました。さらにオシャレ度も上がっています。そして人が集まっていきます。

その人のいうことがなかなかすごくためになるのでした。

人はね、成長するために生きてるんだよ。
人はね、周囲の人の記憶にどこまで残るかだよ。
人生とは、と考えるのはすごく良いよ。
やりかけたら、やりとおさないとね。
自分の傷ばかり舐めてないで、周囲の愛に気づかなくちゃ。

などなど、身も引き締まります。

みんなと一緒に私もその人に色々と尋ねて自分がどうすれば良いかを聞きます。そしてその人のアドバイス通りに行動します。

すると物事がうまくいくのでした。周囲の人ともとてもうまくいきます。

するとだんだん彼の声がいつでもどこでも聞こえるようになりました。すごく便利です。すぐにアドバイスをくれます。私の後ろにぴったりとくっついてるようです。もしかしたら私の中にいるのかも?と思うほど。私と彼はすごく仲良しです。

そして長い年月が過ぎました。

たまになんだかおかしい、なんだか疲れる、と思っても、すぐさま彼に「気のせいだよ、甘えちゃだめだよ、そんなこと言ってると他の人に足元をすくわれちゃうよ」と言われます。わたしは、「あ、そうだったcoldsweats01」と思い直すのでした。

そしてある日、

彼の姿が見えない時に、私はものすごくラッキーなタイミングで、ある面白そうな集会を見つけました。そこで、彼は絶対に知らない特別なお話shineとビックシークレットflairを教えてもらってしまったのです!!!

「なあんだ、そうだったの。ふふふnotes

私は集会から戻りました。足取り軽く、しかし地面を力強く踏みしめます。もう今までのわたしではありません。心なしか彼の声が全く聞こえません。

と、思っているとばったり彼に出くわしました。

「どこ行ってたの?なにしてたの?」という彼に、

「わたしね、すごく賢くなったのshineそして分かっちゃったのshine」と得意げに言います。

いつも余裕にみえる彼が少し焦っています。

「え、何なの?言ってよ。」

ふ~~~っと息を吸い込み、私は一気に言いました。

「あなたってね、エゴっていうのよ。知った風なこと言ってるけど本当は全部思い込みのうそっぱちで、あなたのおかげで私の生活が実は窮屈になってたのよね!あたしの本心ってどこだっけ?って思うわけ、だって私の本心にケチ付けるのがあなたの仕事よね、きっと!  だからね、もうあたしから出て行って!!!punch

彼は一瞬泣きそうな顔になりながら

「え???何言ってるの?急に。そんなわけないでしょう、君のために僕はたくさん言ってきたんだよ。僕の言葉には歴史があるんだよ。みんな言ってるでしょう?僕たち一心同体だったじゃない。色々と意見を聞いてきたくせに、そんな態度を取るの?僕は傷ついた!君から離れるわけないだろう?恩知らずめ~~~~!!!bomb

としばらく激高した後、彼はこじゃれた襟を正して言いました。

「僕は消えるわけにはいかないよ。もう君の中に入ってしまってるからね。君の中から消えたら僕は死んじゃうからね。それはとってもまずいことだよ。」

さらに続けて

「君が知恵をつけたところに又いつ行くのか知らないけど、僕はとにかく、24時間365日君とずっといるんだよ。僕が正しいときっと説得してみせるよ。ふふふん。」

とエゴは自信ありげにおっしゃいました。

おわり

ということで、物事を知ったからと言って、今まで親しくしていた人に手のひらを返すと相手を傷つけるように、エゴちゃんも傷ついちゃうということです。

日々囁いてくるエゴとも仲良く対話するのが良いですよ!

ex)「好きなことをしても食べていけないでしょ」というエゴちゃんの声には「あ、そう」と聞き流す。

ex)「やりかけたら途中でやめちゃダメでしょ」というエゴちゃんの声には、「そういう一つの意見もあるね」と応対する。

ex)「○○が~~してるんだから、あなたも~~しなきゃ」というエゴちゃんの声には「それを言うのがあなたの仕事だもんね」とエゴの仕事を認める。

peaceheart

(2012年12月に作った物語のブログをリメイクしました。今もお気に入りです。本来の心の声とエゴの声、両方大事に出来ると良いですね)

A photo by Roberto Nickson. unsplash.com/photos/7BjmDICVloE